『オヤトコ診断』で「パンダさん親子」と診断された5歳の女の子のママからのお悩みです。
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Q.看護師さんごっこや、ケーキ屋さんごっこが好き。
でも、いつも「(ぬいぐるみの)クマさんが『おなか痛い!』って言って」や、「『ケーキくださいな』、って言って」と同じことを繰り返しやらされます。
このまま同じことの繰り返しでいいのかなと思っています。
他の遊び(数あそび)もしてもらいたいのですが興味が無いようでやってくれません。
A. お世話をする仕事や、ほかの人に素敵なものを提供する仕事に興味があるお子さんですね。
いつも同じことをやらされるのは「これならお母さんもやってくれるだろう」とお子さんが、お母さんに合わせて「お願い」を選んでいるからでしょう。
「ごっこ遊びが好き」という段階から次の段階に進む時期かもしれません。
例えば、ベランダの植物に水をやる「お世話係」を任命する、実際の調理器具を使ってお料理のお手伝いを日常にしてもらうなど、「お世話の仕事」をしてもらうのです。
そうした中で「じょうろで何回お水をあげたの?」「1本のキュウリを4人で分けるの。どんなふうに切ればいいかな?」などと、数量を考える会話が自然にできます。
上手にできたら「ありがとう!助かったわ!」と言葉にして、喜びと感謝を伝えることを忘れずに!
〈回答監修者〉沢井 佳子(さわい よしこ)
(一社)日本こども成育協会 理事
認知発達支援と視聴覚教育メディア設計を専門とする。
お茶の水女子大学大学院修了。発達心理学専攻。
幼児教育番組『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ)の心理学スタッフ、
静岡大学情報学部客員教授等を歴任。チャイルド・ラボ所長。
幼児教育シリーズ『こどもちゃれんじ』(ベネッセ)、
幼児教育番組『しまじろうのわお!』(テレビ東京系列)等を監修。
人工知能学会「コモンセンスと感情研究会」幹事。
日本子ども学会常任理事。